■■行方不明者捜索記録■■

・2004年10月 新潟県中越地震 出動・現場待機

・2004年11月 埼玉県久喜市 行方不明者捜索

・2004年 茨城県桜川市真壁町 行方不明者捜索

・2004年12月 スマトラ沖地震 情報収集・現地の環境が悪いため出動断念

・2005年3月 福岡玄海島地震 情報収集・出動待機

・2005年10月 パキスタン地震 情報収集・検疫問題を解決できず出動断念

・2005年11月 茨城県筑波山 行方不明者捜索

・2006年5月 インドネシア・ジャワ島中部地震 情報収集・出動待機

・2007年4月 能登半島地震 情報収集・出動待機

・2007年7月 新潟県中越沖地震 行方不明者捜索

・2008年5月 中国四川大地震 情報収集・外務省の許可おりず出動断念

・2008年6月 岩手・宮城内陸地震 行方不明者捜索 救助犬が反応した地点を消防隊員に示し後日同地点でご遺体が発見される

・2008年7月 岩手・青森三陸地震 情報収集・行方不明者なく出動せず

・2008年8月 熊本県 行方不明者捜索(九州救助犬協会と共に)

・2010年8月 熊本県 行方不明者捜索(九州救助犬協会と共に)

・2010年9月 岐阜県可児市 豪雨災害 行方不明者捜索

・2010年10月 埼玉県行田市 行方不明者捜索・発見する

・2011年2月 ニュージーランド地震 情報収集・政府の許可おりず出動断念・検疫の問題もあった

・2011年3月 東日本大震災 行方不明者捜索 11名のご遺体を発見(全日本救助犬団体協議会)

・2011年9月 奈良県五條市 台風12号豪雨災害 行方不明者捜索(全日本救助犬団体協議会)

・2011年8月 熊本県 行方不明者捜索(九州救助犬協会と共に)

・2011年10月 埼玉県 行方不明者捜索・発見する

・2012年7月 熊本県阿蘇地方 豪雨災害 行方不明者捜索(九州救助犬協会と共に)

・2013年4月 茨城県桜川市真壁町 行方不明者捜索

・2013年9月 埼玉県春日部市 竜巻災害 情報収集・行方不明者なく出動せず

・2013年9月 福島県南会津 待機中に行方不明者が発見され出動せず

・2013年10月 伊豆大島 豪雨災害 情報収集・出動待機

・2013年11月 熊本県 行方不明者捜索(九州救助犬協会と共に)

・2013年11月 千葉県君津市 行方不明者捜索 救助犬が反応した地点を関係者に示し、後日同地点でご遺体が発見される

・2014年8月 平成26年8月豪雨(広島土砂災害)広島市安佐南区八木 行方不明者捜索

・2015年7月 八王子市宮下町 行方不明者捜索

・2015年9月 平成27年9月関東・東北豪雨 待機・出動要請出ず

・2016年4月 平成28年熊本地震 全日本救助犬団体協議会の判断として出動待機

・2016年10月 平成28年鳥取県中部地震 情報収集・出動待機

・2017年7月 平成29年九州北部豪雨 情報収集・出動待機

・2017年10月 東京都奥多摩山中 行方不明者捜索(東京都山岳連盟救助隊と合同捜索)

・2018年1月 千葉県君津市 高齢の行方不明者の捜索

・2018年4月 平成30年4月大分県中津市土砂災害 情報収集・出動待機

・2018年6月 大阪北部地震 情報収集・出動待機

・2018年7月 平成30年7月豪雨(西日本豪雨)行方不明者捜索・3名のご遺体を発見する

・2018年9月 平成30年北海道胆振東部地震 情報収集・出動待機

・2019年6月 山形県沖地震 情報収集・出動待機

・2020年7月 令和2年7月豪雨(熊本豪雨) 新型コロナ感染拡大の懸念があり情報収集のみに留める

・2021年6月 埼玉県久喜市 高齢の行方不明者の捜索

・2021年7月 令和3年7月伊豆山土砂災害 行方不明者捜索

・2023年11月 長野県長野市 行方不明者捜索

2024年1月 令和6年能登半島地震  行方不明者捜索



2023年/石川県能登地方地震 対応

■2023/05/05 17時

5日午後2時42分頃、石川県能登地方を震源とする震度6強の地震がありました。関係各所に連絡、情報収集し被害状況を確認しています。この後、弱い揺れでも建物倒壊や土砂崩れの可能性があるので注意が必要です。

 

■2023/05/05 20時

現在いくつかの倒壊家屋が確認されていますが、災害救助犬が必要とされるような、安否不明者の情報はありません。災害支援ボランティアの屋根修理の技術者が、先遣隊として出動したとの情報がありました。災害支援ボランティアの方々、他の救助犬団体と連絡を取り合い、引き続き情報収集に努めます。また、状況により他団体と連携をとり活動します。揺れの強かった地域では雨が予想されています。今後の気象情報に注意が必要です。

 

■2023/05/06 19時

発災直後より情報収集を開始しています。DMAT(災害派遣医療チーム)、埼玉県の消防関係は待機解除となりました。明日未明にかけて、かなりの雨量が予想され、土砂災害が懸念されます。被災地の皆様が開設された避難所に避難されていることを願います。

 

 


2021年7月 伊豆山土砂災害 行方不明者捜索

安否不明者の捜索に出動、厳しい暑さと足場の悪い状況の中、犬たちは意欲的な捜索をしました。依然として安否不明者がいますが、早く発見され家族の元へ戻られることを祈るばかりです。捜索後、泥で汚れた犬のために洗い場を用意してくださった地元の方々と、被災地に同行し献身的に支えてくださったサポーターと顧問獣医師に、深く感謝いたします。

お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。

【7月3日】

関係各所と連絡をとり情報収集し、出動準備を整え待機。

 

【7月4日午後】

現地では断続的に弱い雨が降り、上流で小規模な土砂崩れが発生。時折中断しながら、救助活動が進められている模様。現時点では2次災害の危険が非常に高い状況。情報収集・関係機関との連絡を続け、態勢を整え待機する。

 

【7月4日夜】

他団体とも緊密に連絡を取り、情報の共有を行っている。その中で現役消防の情報から、現段階での救助犬の投入は困難との見方がある。引き続き情報収集しながら待機する。

 

【7月5日午前】

静岡の関係者と緊密に連絡取り、現地の状況確認を続ける。現場は非常にぬかるみ、捜索・救助は困難を極めている模様。発災から48時間以上経過し、今後犬の使用も変化してくると思われる。午後、まとまった雨が降る予報が出ている。

 

【7月5日】

災害救助犬による捜索は終了と現地会議で決定され、当協会にもその旨回答がありました。現地の状況が変わり、救助犬による捜索が必要になったときに、すぐに対応できるよう態勢を維持していきます。最後になりましたが、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に対し心よりお見舞い申し上げます。

 

【7月11日】

静岡県消防から出動要請があり、今晩から被災地へ向かい12日朝から捜索に参加します。

 

出動人数・災害救助犬頭数

12日/5名7頭、13日/6名7頭、14日/状況による(14日は顧問獣医師、動物看護師が救助犬のケアのため現地入りしてくださいます)

【7月12日早朝】

捜索前のミーティングを行う。その後、今回初めて捜索が入る現場で4頭(バリー、エム、コア、ニコ)が安否不明者の捜索(6:36~7:11)。土砂と大量の水、堆積物に阻まれ明確な反応は示さなかった。捜索後、一旦待機に入る。

【7月12日 15:45〜16:20】

2地点の捜索を行う。朝に捜索を行った地点の瓦礫を一部撤去した箇所に救助犬2頭、上流側に少し離れた家屋倒壊現場に救助犬4頭を投入。土砂がぬかるみ、極めて足場の悪い状況の中、いずれの犬も意欲的に捜索したが、明確な反応を示す箇所は無かった。明日13日の救助犬による捜索は無いので、明後日以降の捜索に備えます。

【7月14日】

朝6時、ミーティング後に捜索エリアへ移動、消防 山梨県隊との捜索に入る。捜索エリアは、土砂が家屋の2階まで堆積した地点で足場が悪く、異臭も漂っている状況。前日と発災後初期の捜索に救助犬が入った場所との説明を受け、ご遺体が収容された地点でもあるとのこと。これまでの捜索で救助犬が吠えた場所の確認と手付かずの土砂が堆積した場所の捜索に、バリー・エム・コアを1頭ずつ出す。

当協会の犬達は、土砂と瓦礫の隙間に頭を入れ鼻を使いましたが、明確な反応は示さず、アラートはしませんでした。今後、瓦礫・土砂を取り除いていく過程で再度救助犬を投入する可能性はあると思われます。

捜索後、地元の方々が水道にホースをつけて「犬を洗ってやりなさい」と声をかけてくださりとても親切にお世話になりました。また今回は顧問獣医師も同行、捜索後犬のケアをしていただきました。

【7月19日】

ご支援頂いている、埼玉西武ライオンズの高橋光成投手から「現地は過酷な状況だと思いますが無事に捜索活動をされることを祈っています。シーズンオフには、是非犬達と会いたいです」とのあたたかいメッセージをいただきました。当協会は、以前として安否不明者がいる被災地へ、12日・14日に続き、再び捜索へ向かう準備を整えています。

 

【7月22日】

依然として安否不明者がいる被災地へ、3度目の捜索に出動します。明日は暑さが心配ですが、犬に過度の負担がかからぬよう、怪我をさせることのないように十分気を付けます。これまでの訓練で培ってきた救助犬による捜索で、少しでもお役に立てればと思います。

【7月23日】

6時のミーティング後、捜索地点へ向かう。消防静岡県隊の指揮下に入り、7時半から捜索を開始、倒壊家屋の周囲にバリー・エム・エルザと一頭ずつ出していく。厳しい暑さの中、犬たちは意欲的な捜索をしたが、捜索エリア内で明確な反応を示すことはなかった。今回サポーター2名が同行してくださり、非常に助かりました。ハンドラーと救助犬が捜索に集中するためにはサポーターの存在が不可欠です。複数の救助犬を現場に出せるのも、犬たちやクルマを待機場所に置いて、安心して捜索に向かえるのも、サポーターのおかげです。サポーターの存在なくして救助犬は成り立ちません。深く感謝いたします。

 

【7月29日】

当協会では安否不明者の捜索に出動、厳しい暑さと足場の悪い状況の中、犬たちは意欲的な捜索をしたが、消防から捜索要請を受けたエリア内で明確な反応を示すことはなかった。復旧は急ピッチで行われ状況は刻々と変化し、現在は救助犬による捜索は一旦終了している。依然として安否不明者がいますが、早く発見され家族の元へ戻られることを祈るばかりです。捜索後、泥で汚れた犬のために洗い場を用意してくださった地元の方々と、被災地に同行し献身的に支えてくださったサポーターと顧問獣医師に、深く感謝いたします。

最後になりましたが、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。


3月11日 東日本大震災

当時の出動記録である数少ない写真を見て、日々真剣に救助犬の育成に向き合おうと、改めて思います。

少しでも役に立てるように。力になれるように。

災害の犠牲となった方々を忘れず、救助犬の育成に取り組んでまいります。


平成30年7月豪雨 行方不明者捜索 3名のご遺体を発見しました

広島市安芸区矢野町と坂町小屋浦地区の捜索で、当協会の救助犬が強い反応を示した地点から、ご遺体が発見されたことを、消防との連絡で確認しました。

会員一同、心よりご冥福をお祈り申し上げます。


2018年1月 千葉県君津市 行方不明者捜索

関係者・消防団・消防・警察・救助犬含め、60名以上の体制で捜索に臨みましたが発見にいたりませんでした。


2017年10月 奥多摩山中 行方不明者捜索

東京都山岳連盟救助隊と2日間の合同捜索。


2015年7月  八王子市宮下町 行方不明者捜索

捜索の後日、あきる野市五日市町にて発見されました。

会員一同、心よりご冥福をお祈り申し上げます。


平成26年8月豪雨 土砂災害 広島 行方不明者捜索

お亡くなりになった方々のご冥福を、会員一同、心よりお祈り申し上げます。

また被災された方々に、お見舞い申し上げます。

  

【8/21】

13:30、待機要請。

【8/22】

16:05、出動要請。夜、被災地へ向かう。救助犬7頭・指導手6名・サポート1名。

【8/23】

14:40、災害対策本部到着。

16:00、打合せ。

16:30、被災地・広島市安佐南区八木4丁目へ向かう。行方不明者1名の捜索。救助犬の強い反応はない。

18:00、救助犬による捜索終了。

【8/24】

5:00、未明に雨が降り、捜索は危険と本部が判断、待機。

12:00、被災地・広島市安佐南区八木3丁目県営住宅周辺へ向かう。行方不明者 約30名の被災地。救助犬が強い反応・執着を示す箇所が複数あり。反応箇所については、最低3頭の救助犬で確認作業をする。マーキングで反応箇所を示し、本部に伝え、翌日の重機を投入しての捜索に託す。

15:45、救助犬による捜索終了。

16:30、本部を後にする。

 

捜索中にお声をかけてくださった地元の方々、施設を提供してくださった地元の方々へ

心より感謝を申し上げます。


2013年11月 千葉県君津市 行方不明者捜索

【2014年5月】

救助犬が反応した地点で発見されたとの連絡が関係者より入る。反応があった山道から発見された沢までは、垂直に近い急斜面で、捜索時は降りることができず、後日、装備を整え人数を揃えたうえで、関係者で再捜索をお願いした地点での発見であった。

 

会員一同、心よりご冥福をお祈り申し上げます。


2013年4月 茨城県桜川市 行方不明者捜索


2012年7月 熊本県阿蘇地方(立野) 豪雨災害 行方不明者捜索


2012年7月 熊本県阿蘇地方(的石) 豪雨災害 行方不明者捜索


2011年9月 奈良県五條市 台風12号豪雨災害 行方不明者捜索


2011年3月 東日本大震災 行方不明者捜索


2008年6月 岩手・宮城内陸地震 行方不明者捜索


2007年7月 新潟県中越沖地震 行方不明者捜索